手入れを続けた結果、年々、増えて1000株以上
サギが空を舞っているように見える純白のサギソウの花が、三重県鈴鹿市地子町、西條町の境にある国天然記念物の湿地「金生水沼沢(かなしょうずしょうたく)植物群落」で咲き誇っている。手入れを続けて今夏、花を付けたのは1000株以上。猛暑の中、涼し気な風情だ。
湿地は一時、干上がって樹木が茂っていた。貴重な自然を取り戻そうと、市が専門家の助言を受けて井戸を掘り、水を流して湿地化。住民らの群落調査会が手で雑草を抜き取るなど管理を続けた結果、湿原が元通りの状態を保っている。夏場に花が咲くラン科のサギソウについては、2005(平成17)年に3株を確認し、その後、年々増加。群落調査会の元高校生物教諭、赤嶺和彦さん(72)=鈴鹿市矢橋3=らが毎日のように訪れては雑草引きをし、花の数を調べている。田園地帯にある7700平方㍍の湿地は、市がフェンスで囲って立ち入り禁止にしている。(酒井直樹)


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