3流派の獅子舞が一堂に 三重県鈴鹿市の神社秋祭り

 三重県や鈴鹿市の無形民俗文化財になっている3流派の獅子舞が一堂に会し、鈴鹿市稲生(いのう)西の伊奈冨(いのう)神社で10月14日、披露された。市内では20数カ所で伝承されており、県内屈指の多さ。かつて同神社に集まって舞った歴史を再現した。

 3流派は、椿大神社(つばきおおかみやしろ)の山本流、都波岐奈加等(つばきなかと)神社の中戸流、伊奈冨神社の稲生流。それぞれの流派の作法に従い、獅子頭1頭で舞ったり、2、4頭で動き回ったり。横笛や太鼓の音色に合わせて舞を披露した。秋晴れの下、大勢の見物客が詰めかけ、スマホで撮影するなどした。

 3流派に加え、市内の久久志彌(くくしみ)神社の箕田(みだ)流を合わせた4流派が「四山(しざん)の獅子」と呼ばれる。近隣の亀山市、四日市市、津市などにも伝わったとされ、明治時代、3年ごとに伊奈冨神社に集まって舞ったとの記録が残る。後継者育成などの課題を解決するため4流派が「鈴鹿四山の獅子」を旗揚げ。伝統文化を後世に伝えていこうと岡田文化財団(菰野町)の支援を受け、神社の秋祭りに合わせて披露した。今後も継続するかどうかは決まっていない。獅子舞は県内200カ所近くに伝承され、有数の多さとされる。(酒井直樹)

 1頭で舞う椿大神社の山本流

2頭が登場する都波岐奈加等神社の中戸流。大人の舞に加え、披露された子ども獅子

4頭で披露された伊奈冨神社の稲生流

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