三重県鈴鹿市に鉄鋼商社「丸杉」(岐阜市金町)が「企業版ふるさと納税」で4000万円を寄付した。個人の場合と違って返礼品はないものの、寄付額の最大9割を控除できる国の優遇税制。鈴鹿市が4年前に導入して以来、12社から寄付があったが、今回が過去最高額。1月17日には、市役所で丸杉に感謝状が贈られた。
末松則子市長が、杉山幸輔代表取締役に感謝状を手渡した。杉山代表取締役は「東海地方でビジネスをしているので、地域に貢献できれば」と話した。すでに津市に営業所があるが、近く鈴鹿営業所を開設する方針も明らかにした。東海圏の自治体に毎年、寄付しているという。創業100年余りの歴史を持ち、傘下に五輪選手を擁する女子プロバドミントンのチーム「岐阜Bluvic」を擁している。
鈴鹿市は、寄付金をスケートボードなどができる多目的スポーツ施設の整備や、地震の揺れを感知して避難所を自動的に開錠する設備の導入などに活用する。市は各年度の企業版ふるさと納税の目標額を5000万円と設定しているが、これまで目標額を上回った年度はないという。3月末までの2024年度は、これまでに東京と名古屋市の2社から寄付があったが、目標額には達していない。(酒井直樹)

末松市長㊧に寄付金の目録を手渡す杉山代表取締役=鈴鹿市役所で

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