新規の雇用促進事業の成果を発表 公金を使った効果は? 三重県鈴鹿市

 三重県鈴鹿市が事務局を務め、2024年度から始めた「鈴鹿deはたらこっ!」プロジェクトの報告会が2月26日、市役所であった。企業の「人手不足」が深刻化している中、市が音頭を取って鈴鹿商工会議所や県内の5大学と1高専、市内の7事業所と6高校で新たな協議会を立ち上げ、地元企業で働いてもらうよう取り組んできた。さて、市の単独事業として公金約1000万円をつぎ込んだ新規事業の成果は?

 報告会には、市をはじめ企業の採用担当者、高校や大学の進路担当者ら計30人近くが出席した。報告によると、昨年12月、大学生らを対象に、市内26事業所の採用担当者らが面談する「合同企業説明会」を開いたところ、参加者は7人。県の首都圏営業拠点「三重テラス」(東京・日本橋)で実施した就職フェアには、20代を中心に求職者31人が訪れた。昨年11月には6事業所の採用担当者ら7人が3高校の「高校見学ツアー」に参加。この1月には3高校と県教育委員会の計10人が3事業所を視察する「企業見学ツアー」をした。このほか市内の企業から広く募り、採用担当者向けのセミナーを2回実施。1回目は25人、2回目は14人が参加した。3月22日には新卒、転職者ら向けに、41事業所による「合同企業説明会」を計画している。

 「産学官」が連携した独自の取り組みだが、初年度で事業の認知度が高くないためか、参加者は多いとはいえない状況。それでも「学生の参加人数は少なかったが、リラックスして参加してもらい、雰囲気もよかった」などと好意的な受け止めが目立った。市は4月に開設する東京事務所と連携しながら、2025年度も事業を続けたい意向。今後、課題を洗い出して、関東圏から市内への就職の促進などに取り組むとしている。市は、関連予算を盛り込んだ一般会計当初予算案を市議会に提案している。

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