公立中学校で生徒133人分のテスト成績が情報漏えい 教員の設定ミス 三重県鈴鹿市

 三重県鈴鹿市立の天栄(てんえい)中学校で、2年生133人が受けた数学の中間テストの成績が、誤って他の生徒のタブレット端末でも見ることができる状態になり、少なくとも37人の生徒が閲覧していたと市教育委員会が5月23日、発表した。テストの採点を行うアプリで、本来なら担当教員しか閲覧できないようにすべきなのに、教員によるアプリの「設定ミス」が原因。個人情報の漏えい事案として市教委は、個人情報保護法に基づき、国の機関「個人情報保護委員会」に報告した。

 天栄中では5月15日、2年生133人が、数学のテストを受けた。問題用紙が配られ、生徒に配備されているタブレット端末で回答すると、採点アプリで即座に点数などが分かる仕組み。教員の長時間労働が問題となる中、採点が省力化できる。19日になって生徒の保護者から市教委に「自分だけでなく、他の生徒の成績も閲覧できた」との連絡が市教委学校教育課にあった。市の情報通信を担当する部署と協力して調べると、2年生全員のタブレット端末のメールアドレスや、中間テストの点数、昨年度の3学期の期末テスト(数学)の点数などが閲覧できる状態で、生徒37人が見ていたことが分かった。現在のところ、学校外への情報漏えいは確認されていないという。

 市教委は、誰がテストの成績を端末から見ることができるのか、アプリのアクセス権限を設定する時、担当教員の理解不足で、誤って生徒も見ることができるよう操作したことが原因とみている。学校側は5月23日、2年生に説明し、保護者に文書で知らせたという。市教委も市立40小中学校の校長会で注意を呼びかけ、今後、教員向けの研修会を実施するという。県教委にも報告しており、学校側や担当教員らの対応に問題がなかったかも調べるとみられる。

 天栄中は、津市境近くの鈴鹿市秋永町の田園地帯にあり、全校生徒数448人。

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