【第2報、独自】倒壊の危険がある空き家 ようやく注意喚起や通行止め 指摘受け三重県鈴鹿市 

 三重県鈴鹿市北長太(きたなご)地区の住宅密集地で、空き家が生活道路の市道に倒れそうな状態で放置されている問題で、市は7月3日、道路の一部を通行止めにし、注意喚起のためのバリケードを設置した。倒壊の恐れがあるため、市は空き家の撤去に向けて法的手続きを取り、2カ月余り前には市の担当者が現場の状況を確認していた。しかし、危険な状態は放置されたまま。地元関係者らが7月1日、市役所を訪れ、「小学生も通学のため通り、早急な対応を」と訴え、ようやく市道の一部通行止めと注意喚起に乗り出した。

 

 市は道路の4カ所にバリケードを置いただけで、空き家に倒壊の恐れがあることを明示しておらず、今後、「危険」などと記した掲示を出したいという。道路の一部を通行止めにしたことは市役所の事務用パソコンで全職員に知らせたものの、道路を利用する地域住民には周知していない。指摘を受け「(地元の)回覧板で文書を回すなどして、住民に知らすことも検討する」(住宅政策課)と、ちぐはぐな対応となった。

 この空き家は600平方㍍余りの敷地に木造の母屋や蔵、鶏舎などが建ち、老朽化が激しく、樹木や雑草も茂り放題になっている。所有者が行方不明のため、市が津地裁に申し立て、土地と建物を管理、処分する法的権限を持つ「管理人」に、市外の司法書士(土地家屋調査士、宅地建物取引士)の男性が4月に選任された。すべての建物や樹木を撤去して売却する方針だが、倒壊の恐れがある建物を取り壊すとする市側との意見が合わず、市や管理人、地元関係者らが7月9日に改めて協議する。

倒壊しそうな空き家㊧沿いを通り、通学する小学生=7月1日、鈴鹿市長太旭町で

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