【第3報、独自】危険な空き家を撤去へ 三重県鈴鹿市が方針示す 

 三重県鈴鹿市北長太(きたなご)地区で、老朽化した空き家が市道に倒壊しそうな危険な状態で放置されていた問題で、市は7月10日、敷地の建物をすべて解体して、「さら地」にする方針を明らかにした。11日にも作業に取り掛かる。

 生活道路になっている市道沿いの旧鶏舎=写真=は今にも倒れそうなため、この建物を優先的に取り壊すという。他の木造の建物からも瓦が道路に落下するなどしており、市幹部は「手順を踏んで(解体を)進めていきたい」とする。敷地に大量のごみが残されるなどしているため、いつ作業が完了し、さら地にできるかメドは立っていないという。この問題を巡っては、地元関係者らが7月1日、担当の市住宅政策課や、秘書課に「住民の生命や財産に影響が出る恐れがあり、早急な対応を」と申し入れたが当時、市側は明確な方針を示していなかった。末松則子市長によると、その後、現状を知ったトップ自ら早急な対策を指示したという。

 空き家の土地や建物の相続人は海外で行方不明になっており、住人が亡くなった4年ほど前から放置されてきた。こうした危険な空き家が社会問題化する中、一昨年に所有者不明土地・建物管理制度がスタートした。制度に基づいて、市が津地裁に申し立て、この土地と建物を管理、処分する法的権限を持つ「管理人」に司法書士(土地家屋調査士、宅地建物取引士)の男性が4月に選任された。管理人は、600平方㍍余りの敷地に生い茂った樹木も伐採して、土地を売却したい意向を何度も市側に伝えていた。

#鈴鹿市 #空き家 #倒壊 #所有者不明土地 #津地裁 #危険

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です