薬草カノコソウの栽培を 三重県四日市市の老舗企業が苗を無料で提供し、生産物を買い上げ 鈴鹿市の農家向けに勉強会 

 

秋の七草の一つ、オミナエシ(女郎花)に似た薬草カノコソウ(鹿の子草)=写真㊤。更年期障害の女性向け漢方薬の原料として需要は高いものの、生産が追いついていないことから、産地化を図ろうと、三重県鈴鹿市役所で2025年11月28日、新たに栽培を始めるための勉強会があった。10年近く前から取り組むゴマ製品大手「九鬼産業」(四日市市尾上町)が苗を無料で農家に提供し、生産されたカノコソウの根っこ=写真㊦=を全量買い上げる。 

 九鬼産業は県南部の大紀町で栽培に取り組んでおり、担当者が20軒余りの農家に説明した=写真㊦。芽が少し出た根を冬場に植え、1年ほど栽培して根を掘り上げ。きれいに洗い、乾燥させて出荷する。1㌔で5000円になり、10㌃(1反)で50万円ほどの売り上げが見込めることを話した。害虫がつきにくく、獣害も少ないが、夏場に日除けや水やりをし、根の収穫や水洗い、乾燥に手間がかかるとした。「けっして栽培がやさしい植物ではない」という。それでも農家からは質問が相次ぎ、担当者は「1年目は50株から始め、2年目は10倍近くに増える」などと解説した。現在、県内では、いなべ市や多気町、度会町などで22軒の農家が58㌃(5反8畝)で栽培している。

 

 銀行系シンクタンク「三十三総研」(四日市市西新地)が、県から委託を受けて進める事業「薬用植物産地化プロジェクト」の一環。カノコソウのほかにドクダミ、サンショウが栽培され、一時はヨモギやトリカブトなども試験的につくられていた。

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