市が現地確認し対応
戦国時代の国史跡「正法寺(しょうぼうじ)山荘跡」(三重県亀山市関町鷲山)で8月21日、ざぶとんや家具などが捨てられているのを、見学に訪れた人が見つけた。史跡は民家から離れた羽黒山(290㍍)のふもとの山あいにあり、ごみの不法投棄らしい。市の担当者は「現場を確認したい」という。
正法寺山荘跡は、約500年前の戦国時代、鈴鹿亀山地方を支配していた関一族の武将、関盛貞が築いた別荘兼とりで。歴史調査をしている鈴鹿市や津市の4人が乗用車で訪れると、駐車スペース近くに家具やざぶとんのほか額縁、ビニール袋に詰められたごみが放置されていた。家庭から排出されたものとみられる。一帯は夏草が刈られて土塁(どるい)や石積みの排水溝などの遺構が分かるようになっている。見学者から「せっかくの史跡の景観が台無し」「当時の第一人者の連歌師、宗長らが訪れ、武将らと連歌を詠んだ風流な場所なのに」と残念がる声が上がった。山荘跡は桜の名所で、春の花見シーズンはにぎわうが、猛暑の季節、見学者は少ない。市は現地確認をして対策を取る。
関氏は平清盛ら平氏の子孫で、鈴鹿亀山地方とかかわりが深い。加伏兎(かぶと)城(亀山市加太市場)、亀山城(同市若山町)、峯城(同市川崎町)、国府城(鈴鹿市国府町)、神戸城(同市神戸5)の5城を拠点にしていたが、天下統一を目指す織田信長の伊勢侵攻で勢力が衰えた。(酒井直樹)
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亀山市は8月23日、現場を確認。「ごみの不法投棄」として撤去した。
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