ごみ収集でリチウムイオン電池製品だけ回収 処理施設の火災を受け 三重県鈴鹿市 多くの自治体が実施

 三重県鈴鹿市国分町にある市の不燃物リサイクルセンターで火災が相次ぎ、ごみとして出されたリチウムイオン電池=写真=から出火した可能性があることから、市は2025年8月1日から、こうした充電式の電池だけを別に回収する。スマートフォン=写真=やノート型パソコンなどに欠かせない小型の電池だが、近年、電池の発火による火災が全国で相次いでおり、分別回収の開始時期を当初の計画より2カ月、前倒した。

 リサイクルセンターでは、ごみを機械で細く砕く前に発火の恐れがあるものを手作業で、できるだけ取り除いているが、昨年12月と今年2月に処理施設内で火災が発生した。茨木県守谷市の同じような施設では昨年暮れ、火災が起きて延焼。復旧には約25億円をかけて数年かかるとされ、電池が発火したのが原因とみられている。鈴鹿市では、出火原因が特定できていないものの、リチウムイオン電池を使った製品などから出火した可能性があることから、別に回収することにした。これまで燃やせないごみと一緒に出していたのを、充電式の電池や製品を透明な袋に入れて別に出すように変更する。

 リチウムイオン電池の発火による火災については、独立行政法人「製品評価技術基盤機構」(NITE=ナイト)が2024年までの5年間に全国で1587件を確認。この7月には、東京のJR山手線で乗客のモバイルバッテリーが発火してダイヤが乱れるなど、各地で問題化している。亀山市は一昨年4月から別に回収しており、すでに多くの自治体が分別回収を実施している。

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 スプレー缶やカセットボンベは穴を開け、燃やせないごみとして出していたのを変更。使い切ったものは、そのまま穴は開けず、透明な袋に入れて出すようにする。穴開けする時に爆発事故が起きるケースが増えているのが理由だ。(酒井直樹)

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