豊作願って民俗行事「稲生の虫送り」 米どころの三重県鈴鹿市稲生地区

 たいまつを燃やして稲の害虫を追い払う「虫送り」が27日夜、三重県鈴鹿市稲生(いのう)地区であった。かつては農村で広く行われていた民俗行事だが、時代とともに姿を消した。有数の米どころの稲生地区では、地元の住民組織「夢ある稲生まちづくり協議会」の文化部が伝統を守っている。

 稲作の神様を祭る伊奈冨(いのう)神社には子どもからお年寄りまで計約100人が集まり、神事の後、近くの水田に移動。たいまつが前もって農道に設置され、明かりがともされると、稲穂ができ始めた田んぼや農道を照らした。それぞれが手にした、たいまつを振りかざして歩き、子どもらが太鼓を演奏。幻想的な光景が鈴鹿サーキット近くの田園地帯に浮かび、勇壮な音色が響いた。江戸時代には、すでに行われていたとされ、生活様式が大きく変わった昭和30年代に一時中断。その後、「地域の歴史文化を後世に残そう」と2009(平成15)年に復活した。(酒井直樹)

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㊤たいまつを振りかざし、田園地帯を歩く人たち(二科会写真部会員の坂尾富司さん撮影 ㊦勇壮な太鼓の音色を響かせる子どもら=いずれも三重県鈴鹿市稲生地区で

太鼓の音色を響かせる子どもたち

“豊作願って民俗行事「稲生の虫送り」 米どころの三重県鈴鹿市稲生地区” への1件のフィードバック

  1. 素晴らしい記事ですね(*^▽^*)

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