公園に薬膳レストラン 2年後の開業目指す 三重県鈴鹿市 

 家族連れに親しまれる「桜の森公園」(三重県鈴鹿市南玉垣町)で、本格的な薬膳(やくぜん)を提供するレストランの計画が進められていることが4月28日、分かった。市が施設を建設。公園に隣接し「日本薬膳学会」の事務局を務める鈴鹿医療科学大が運営する。2年後の開業を目指し、両者は同日、協定を結んだ。

 【薬膳レストランが建設される公園の入口付近(写真右上)=2025年3月7日】

【薬膳レストラン予定地の空撮。鈴鹿医療科学大(左下)。国道23号(右側)=鈴鹿市HPから】

 薬膳は、中国の伝統医学に基づく健康に良い料理。近年、ブームになっている。建設予定地の桜の森公園は、都市公園法による市の財産のため、施設を造るのに厳しい制限があり、レストランの敷地は最大350平方㍍を見込む。地元の伝統工芸「伊勢型紙」「鈴鹿墨」をイメージする内装にしたい意向で現在のところ、36~50席の客席や、公園がにぎわう土、日曜を含み週5日程度の営業を想定している。

 市役所の庁議室であった協定の締結式には、日本薬膳学会代表理事の髙木久代・同大副学長らが出席した。末松則子市長=写真(左)=と同大の髙木純一理事長が協定書に署名。「市民の健康寿命を延ばすことにつながる」(末松市長)、「(市と大学の)官学連携の見本にしたい」(髙木理事長)と意気込んだ。同大の村林新吾教授も同席した。多気町の県立相可(おうか)高校の生徒が運営する高校生レストラン「まごの店」を指導したことで知られる「名物先生」。経験を生かして薬膳レストランの企画、運営にも関わることになりそうだ。

 【薬膳料理の一例=鈴鹿市HPから】

 鈴鹿医療科学大は、放射線技師をはじめ鍼灸(しんきゅう)師や管理栄養士、薬剤師ら、医師以外の医療に携わる人材「コメディカル」を養成し、東洋医学にも力を入れている。市と連携を続けており、薬膳レストラン構想は「年1回、(別の協定に基づく大学と市の)学官連携の意見交換をする中で、数年前から出てきた」という。

 すでに市は「公園のにぎわいにつながる」などとして、本年度当初予算に関連経費880万円を計上。企画力などを総合審査するプロポーザル方式で、近く設計業者を選定する。2026年度には施設の建設に入りたい考え。本年度の経費は「企業版ふるさと納税」で寄せられた寄付金を活用し、建設費は国の補助金を得たいという。だが市の一般財源も充てられる見通しで今後、薬膳レストランが住民に広く知られ、理解が得られるかもカギとなる。 

【公園名物の満開の桜。多くの見物客が訪れる。この付近に薬膳レストランができる=2025年4月5日】

 桜の森公園は、小さい子ども向けの遊具や砂場が充実し、家族連れに人気がある。野球場のほか、防災拠点としての機能を備える。公園と、その隣の鈴鹿医療科学大一帯は第二次世界大戦中、海軍の航空隊が置かれ、戦後、わかもと製薬が進出。その後、電電公社の鈴鹿電通学園、NTT西日本の鈴鹿研修センタを経て、現在の姿になった。

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“公園に薬膳レストラン 2年後の開業目指す 三重県鈴鹿市 ” への1件のフィードバック

  1. 薬膳レストランてこのあたりでは珍しいですね。ぜひ食べに行かないと。でも完成が2年後?随分先のお話ですね。(T_T)

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